弧長変数の場合とは? わかりやすく解説

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弧長変数の場合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/30 15:24 UTC 版)

縮閉線」の記事における「弧長変数の場合」の解説

平面曲線 γ = γ(s) はその弧長変数 s によって媒介変数表示されているとする。この曲線単位接ベクトル T(s) は、弧長媒介変数とすることの利点として T ( s ) = γ ′ ( s ) {\displaystyle {\boldsymbol {T}}(s)=\gamma '(s)} と簡単な形に表すことができる。単位法ベクトル N(s) は T(s) に垂直な単位ベクトルで、対 (T, N) が正の向きとなるようにとる。 曲線 γ の曲率 k は、等式 T ′ ( s ) = k ( s ) N ( s ) {\displaystyle {\boldsymbol {T}}'(s)=k(s){\boldsymbol {N}}(s)} R ( s ) = 1 k ( s ) {\displaystyle R(s)={\frac {1}{k(s)}}} である。γ(s) の曲率半径大きさは、その点において曲線を最もよく二次近似する円、つまりその点で曲線二次接触をもつような円(すなわち接触円)の半径一致する曲率半径符号は、その接点における曲線と同じ向きに進むように媒介変数をとれば、接触円がどちらの向きに動くかを指し示すものとなる(接触円は、正なら反時計回り、負ならば時計回りに動く)。 曲率中心接触円中心をいう。曲率中心はもちろん γ(s) の法線上の、γ(s) からの距離が R(s) のところに位置する(どちら側にあるかは曲率 k の符号で決まる)。記号表せば曲率中心位置する点は E ( s ) = γ ( s ) + R ( s ) N ( s ) = γ ( s ) + 1 k ( s ) N ( s ) {\displaystyle E(s)=\gamma (s)+R(s){\boldsymbol {N}}(s)=\gamma (s)+{\frac {1}{k(s)}}{\boldsymbol {N}}(s)} である。s が変化すれば、曲率中心はこの等式表される平面曲線を描く。それが曲線 γ の縮閉線である。

※この「弧長変数の場合」の解説は、「縮閉線」の解説の一部です。
「弧長変数の場合」を含む「縮閉線」の記事については、「縮閉線」の概要を参照ください。

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