弘前歩兵第31聯隊
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「八甲田山死の彷徨」の記事における「弘前歩兵第31聯隊」の解説
徳島大尉 弘前歩兵第31聯隊の責任者。慎重かつ毅然とした指揮で、神田大尉との約束を守るために切り詰めた日程の中での八甲田山縦走を、無事に成功させる。神田大尉ならびに第5聯隊の失敗、遭難死を嘆いた。福島泰蔵大尉がモデルとなっている。ちなみに福島は日露戦争の黒溝台会戦で戦死している。 倉持見習士官 雪中の路上測図の研究を担当。行軍中、徳島大尉に何かと批判の眼を向けている。 松尾伍長 白地山からの下山時に転倒し足を負傷。隊の進行に支障をきたしたため、三本木集落で行軍から外され汽車で弘前に帰された。 斉藤伍長 青森歩兵第5聯隊に所属する長谷部一等卒の兄。行軍前から雪山経験の少ない弟に対し遭難の予感を抱き不吉な発言を繰り返す。行軍中は倉持見習士官の部下として歩測を担当。第5聯隊の日程を知らないにも関わらず行軍中に遭難死を確信した上、実際に弟の凍死体を発見してしまう。 小山二等卒 行軍の経路の中間地にある三本木集落の出身。生家での宿泊を許され、三本木から増沢までの案内人を務めた。 西海勇次郎 東奥日報の従軍記者。弘前歩兵第31聯隊の行軍に帯同し、青森歩兵第5聯隊の事故に遭遇。遭難死した長谷部一等卒の銃を持ち帰る。モデルは実際に雪中行軍に随行した東奥日報記者の東海勇三郎。
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