基本的に、長期間自宅から出ることができないでいる状態のこと。厚生労働省の定義では、単一の疾患や障害の概念ではなく、「さまざまな要因によって社会的な参加の場面がせばまり、就労や就学などの自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている状態」とされています。厚生労働省が岡山大学に委託した調査結果によれば、引きこもりの子がいる家庭は少なくとも全国で41万世帯にのぼります。また、医療機関等の統計では、男性が7、8割を占めるとの結果がでています。
引きこもりには、統合失調症などの精神疾患や学習障害や発達障害などにより、周囲との摩擦が生じて引きこもる場合と、そういった疾患や障害などの生物学的な要因が原因とは考えにくい場合があります。後者は、対人関係や心的外傷などが引き金となり、社会参加が難しくなってしまったもので、「社会的ひきこもり」と呼ばれることもあります。
引きこもりの人々の様相は多彩ですが、引きこもりが長期化するのは、生物学的側面、心理的側面、社会的側面から複数の要因が混在しています。
厚生労働省では、「引きこもり」を精神保健福祉の対象とし、平成15年に援助活動や福祉サービスの他NPOなど支援施設による様々な施策のための『「ひきこもり」対応ガイドライン』を策定しています。
引きこもり
読み方:ひきこもり
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