式場精神病院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 09:27 UTC 版)
式場精神病院(北緯35度45分21秒 東経139度54分9秒 / 北緯35.75583度 東経139.90250度 / 35.75583; 139.90250)は、1936年(昭和11年)に、市川市大字国分字新山(現:市川市国府台六丁目)に式場隆三郎が創設した精神科、神経科の病院である。若いころ文学も志していた式場は文学や美術にも造詣が深く、精神分析の観点から芸術家の伝記を書くなど、文化人としても高名であった。また、顧問を務めていた知的障害児施設「八幡学園」でちぎり紙細工を創作する山下清の才能を見抜き、支援をした。式場精神病院は当時としては極めて先進的な病院で、飯島亮設計の広大なバラ園が院内にあり、患者たちの心を和ませていた。院長の式場隆三郎はバラにも造詣が深く、1950年ごろに千葉県初のバラ園として造園し、バラ療法と称する作業療法を採り入れていた。現在も100種500株のバラが育てられている。
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