延吉と新田次郎とは? わかりやすく解説

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延吉と新田次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 02:39 UTC 版)

延吉捕虜収容所」の記事における「延吉と新田次郎」の解説

小説家新田次郎(1912~1980)も敗戦後一時期延吉過ごした新京(現・長春)で敗戦迎えたのち家族とともに北朝鮮移動したが、新田次郎一人ソ連軍捕虜となり延吉送られた。1945年10月末から12月31日までの2ヶ月延吉捕虜収容所入れられたのちに釈放され八路軍技術者として雇われ冬を過ごし、夏になって日本人捕虜大隊一員として葫蘆島遼寧省)より引揚げ果たした日本引揚げまでの経験は『望郷』『豆満江』『七人逃亡兵』(『新田次郎全集9巻』に収録)に書かれているが、延吉捕虜収容所経験記していない。 この小説は、中共軍技術者として延辺地区軍司令部にいたころから胡盧島までの私の歩いた道を小説として書いたのであるほんとうは、終戦の年の延吉捕虜収容所のことから書けばよかったが、一冬の間に、二万とも、三万といわれる病死者出したこの収容所の生活あまりにも悲惨に過ぎていて、なんとしても書くことができなかった。(『望郷あとがき

※この「延吉と新田次郎」の解説は、「延吉捕虜収容所」の解説の一部です。
「延吉と新田次郎」を含む「延吉捕虜収容所」の記事については、「延吉捕虜収容所」の概要を参照ください。

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