広河原からのコース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 02:18 UTC 版)
広河原 - 大樺沢 - 二俣 - 八本歯のコル - 北岳 広河原 - 大樺沢 - 二俣 - 小太郎尾根 - 北岳肩ノ小屋 - 北岳 広河原 - 白根御池 - 小太郎尾根 - 北岳肩ノ小屋 - 北岳 南アルプス市芦安の広河原は、南アルプス林道と山梨県道37号南アルプス公園線との合流部の野呂川右岸にある北岳へのメインルートの登山口である。甲府方面や北沢峠方面へのバス発着所となるアルペンプラザ広河原がある。夏期の登山シーズン中には、南アルプス署広河原臨時警備派出所が併設される。毎年6月末にアルペンプラザ広河原前の広場で、南アルプス開山祭が行われている。1989年(平成元年)10月15日に、その広場に南アルプス開祖の人として、ウォルター・ウェストン、名取運一、天野久の3名レリーフが埋め込まれた石碑が設置された。 広河原からの登路は大樺沢 (おおかんばさわ) 左俣を利用するもの、大樺沢右俣を利用するもの、草すべりを利用するものの三つに大別される。左俣を利用するものは、夏も残る雪渓歩きや北岳バットレスの展望が特徴。途中八本歯のコルでは梯子を使って登る箇所があり、このコースを登りきると北岳山荘側である北岳の南側の稜線に出る。右俣を利用するものは、二俣から右俣と呼ばれる沢沿いを登る。このコースを登りきると、北岳肩ノ小屋側、即ち北岳の北側の稜線に出る。草すべりを利用するものは白根御池小屋を経る。小屋裏から伸びる「草すべり」と呼ばれる急な登山道を登る。このコースを登りきると、小太郎尾根の稜線に出る。そして北岳肩ノ小屋を経て北岳山頂へ至る。
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