幽霊の姿、現れる場所、時刻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 07:06 UTC 版)
幽霊の現れる時の姿は、生前の姿のままや、殺された時の姿、あるいは骸骨、首なし、透明な幻、あるいは白い服を着た姿で現れる。また火の玉や動物の姿でも現れるとされる。現れる場所としては、墓場、殺された場所、刑場、城館の跡、教会堂、街の四つ辻、橋などが多い。現れる時刻は、基本的には真夜中の0時から1時あたりが多く、この時間帯が幽霊時などと呼ばれるくらいであり、夜明けを告げる鶏が鳴くと姿を消すとされる。ただし、日中に現れるという記述もある。例えば、降霊術師や霊媒によって呼び出された霊である。特定の場所に現れる特定の幽霊は迷える魂などではなく、過去の出来事が空間に情報として記録されたものの断片が、何らかの条件によって見えてしまう現象とする説もある。 ドイツでは11月2日の万霊節には、幽霊たちが列をなして現れ、Frau Holle(ホレばあさん)に引率され、さびしい教会堂や寺院の供養に参加する。その夜になると墓場に鬼火が見えるのは、彼らが来ているしるしなのだと言われている。 村上計二郎は著書『幽霊の実在と冥土通信』にて、幽霊が夜現れ、昼間に現れないのは、彼らが光線を受けて溶解するためだという。また、幽霊が赤子や犬など特定の生き物に見えることや、幽霊固体が勝手に移動すること、固体重量が変化すること、固体が浮揚すること、楽器の弾奏が行われることを心霊現象として紹介している。
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