平成の高松砂漠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 14:26 UTC 版)
1994年(平成6年)7月、前年の冷夏長雨とは打って変わって少雨猛暑が続き、早明浦ダムが貯水率0%になった。このため高松は19年ぶりの大渇水に見舞われた。県内全域で夜間断水や時間給水に見舞われ、高松市内も午後3時から9時までの時間給水となり、市民生活に多大な影響を及ぼした。 その後もほぼ毎年のように渇水問題は続いている。今のところ1994年(平成6年)の状態にまで至ったケースはないものの、2005年(平成17年)8月19日と9月1日に貯水率0%となったが発電用の貯水を緊急放流することが決まり断水を回避することができた(9月6日に台風14号による大雨で満水まで回復)。2008年8月31日にも貯水率0%となり、同様の対応がおこなわれた。三豊市に大規模な調整池・宝山湖(ほうざんこ)を建設し、2009年(平成21年)完成・供給開始した。2013年(平成25年)の渇水時に香川用水への送水が実施され、水不足を補った。当時の報道で、満水状態の宝山湖で対応できるのは「1ヶ月弱」とされている。
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