幕末の兵学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 15:03 UTC 版)
幕末には西欧の近代的な兵学が洋学、蘭学として伝来した。ナポレオン戦争での三兵戦術についての研究文献が高野長英や鈴木春山によって翻訳されて『三兵答古知幾』や『三兵活法』が訳述され、その西洋兵学が日本にも紹介されることになった。 幕末期には兵学は養兵学、練兵学、製器学、営城学、検地学、修路学を内容とする学問と、戦闘術、攻守術、将帥術を内容とする術問に系統化された。幕府はペリー来航後に蘭書に基づいて軍制の改革に乗り出すが失敗し、慶応に入ってからフランスから軍事顧問団を招待している。 有名な兵学者に、高杉晋作の参謀で高杉死後に奇兵隊を率いた大村益次郎がいる。
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