市境界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 16:57 UTC 版)
千歳市と恵庭市の市境界は紋別岳の西から支笏カルデラ壁の尾根に沿って西へ延びるが、恵庭岳の山域で境界未定となっている。国土地理院の2万5千分1地形図では1978年の改訂版から恵庭岳山頂の北から北西の間、直線距離にして約1.7kmの部分の市境界線が未記入となっている。 この問題の発端は1965年に恵庭町(当時)の町議会で国土地理院の地図は境界が違うとの異議がでたことから始まった。恵庭市の主張の根拠は1896年作製の陸地測量部地図および1906年作製の北海道地方課行政区画原図で恵庭岳山頂から北と北西の麓に直線状に境界線が引かれていることによる。千歳市は1910年に帝室林野管理局が作製した札幌御料地境界簿では境界線が北山麓にあり、当時の千歳戸長と恵庭村長が合意の署名と捺印をしていると主張している。両市は随時協議をおこなっているが合意は得られていない。
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