市壁(城壁)と外堀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 22:42 UTC 版)
旧市街を取り囲む円形の市壁(城壁, Cinta muraria)は、直径約450m、総延長(円周長)1461m、最大高さ約30m、壁の厚さ約2.1mで、中世に築かれたものだが現在でも完全にその姿を留めている。市壁には4箇所の城門、12箇所の塔、16箇所の張出し陣がある。城門は東西南北にほぼ一致した場所に造られており、東門がトレヴィーゾ門、西門がヴィチェンツァ門、南門がパドヴァ門、北門がバッサーノ門と名付けられている。市壁に設けられた城門や塔などの防御用構造物は、およそ40mの距離をおいて建てられている。市壁の外周を取り囲むように外堀(外濠)が設けられていて、かつては現在より倍の幅があったようである。外堀にはそれぞれの城門に繋る石造の橋が架けられているが、当初は木製の橋が架けられていた。 現在、バッサーノ門にある観光案内所が市壁の上に登る入場口となっていて、反時計回り(一方通行)に壁の上を1周歩いて見学することが可能である。 市壁(城壁)と外堀 市壁の上部通路 トレヴィーゾ門 バッサーノ門 ヴィチェンツァ門 パドヴァ門
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