市境問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 02:23 UTC 版)
前述のとおり湘南ライフタウン内には茅ヶ崎市に属する地域が存在する。当初計画では区画整理事業完成の時点で茅ヶ崎市域を藤沢市に編入し、同一面積分(約9ヘクタール)を藤沢市から茅ヶ崎市に編入する等価交換をすることになっていた。しかし1988年に藤沢市は、茅ヶ崎市への編入予定地域住民が藤沢市への残留を希望したことを理由に、当該地域を藤沢市にそのまま残そうとする変形調整案を提示した。これに対して茅ヶ崎市側は藤沢市の一方的な発表であるとして当初案を主張、両市の主張が相容れないままいったん白紙撤回されて現在に至る。 両市では、湘南ライフタウン内に茅ヶ崎市の教育・行政施設が存在していないという事情もあって、茅ヶ崎市域の小中学生が藤沢市の学校に通えるようにするなどの行政協力を行っている。しかし、藤沢市主体で開発された地域内での行政サービスの格差はいかんともしがたく、また、回収日・分別方法・有料化などのゴミ収集ルールの違いに起因する問題や消防・救急の対応速度の差などもあり、茅ヶ崎市域側住民の多くは藤沢市への編入を求めている。
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