嵯峨・太秦の古墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/22 22:39 UTC 版)
蛇塚古墳をはじめとして右京区の嵯峨・太秦地区には数多くの古墳があったが、都市開発によって消滅したものが多い。現存するものとしては以下のものなどがある。 天塚古墳国の史跡。古墳時代後期、墳丘長71メートルの前方後円墳。全長10メートルと7.5メートルの2つの横穴式石室を有する。 千代ノ道古墳古墳時代後期、直径16メートルの円墳。横穴式石室を有する。 双ヶ岡古墳群雙ヶ岡(名勝) にある古墳時代中期の古墳群で、20基ほどある。なかでも1号墳(一ノ丘古墳)は直径44メートルの円墳で、蛇塚古墳に匹敵する巨石を用いた横穴式石室を有する。 大覚寺古墳群古墳時代後期。4基の古墳のうち1号墳(円山古墳)、2号墳(入道塚古墳)は陵墓参考地。3号墳(南天塚古墳)は喪失。 甲塚古墳(かぶとづかこふん)古墳時代後期の円墳(墳丘は全壊)、横穴式石室。「安堵の塔(ルルゲさん)」は石室の一部と伝えられている。 垂箕山古墳(たるみやまこふん、片平大塚古墳・仲野親王高畠陵)蛇塚の北方500メートルにある前方後円墳、墳丘長75メートル。蛇塚古墳と同じく古墳時代後期に属するが、築造は6世紀中葉とされる。垂箕山古墳は保存状態がよく、現在は宮内庁が管理している。 千代ノ道古墳 一ノ丘古墳
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