岩田富美夫とは? わかりやすく解説

岩田富美夫

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/18 23:20 UTC 版)

岩田 富美夫(いわた ふみお、1891年10月27日 - 1943年7月6日)は大正昭和期に活躍した右翼活動家東京牛込出身。

略歴

1915年(大正4年)に日本大学を中退し、陸軍特務機関の下で諜報活動を行うため、中国山東省に渡る。

上海北一輝と知り合い、その子分となる。北と共に帰国し、国家主義運動に従事。

1920年(大正9年)4月 実業家 辻嘉六の協力のもと荒巻退助、樋口喜八郎、中村浩太らと共に大化会を結成し[1]、その年の暮れには大杉栄遺骨を強奪している。

1932年(昭和7年)には、やまと新聞社長となる。

1933年(昭和8年)12月、内妻であった松下南枝子が死去。追善麻雀を開帳して、1934年(昭和9年)3月に参加していた文壇画壇の名士らとともに警視庁に検挙される[2]

1936年(昭和11年)の二・二六事件では、西田税を匿ったことでも知られる。

1943年(昭和18年)に死去し、大化会も解散した。

脚注

注釈

出典

  1. ^ 朝治武 2013, p. 242.
  2. ^ 東郷青児、福田蘭童らも留置『東京朝日新聞』昭和9年3月17日(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p614-615 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)

参考文献





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