岩国基地空母艦載機部隊受け入れ問題(公約違反)
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「入山欣郎」の記事における「岩国基地空母艦載機部隊受け入れ問題(公約違反)」の解説
2006年(平成18年)3月12日、岩国基地への米空母艦載機部隊の移転受け入れを巡る山口県岩国市の住民投票で反対票が多数を占めた。入山は同年6月に初当選した大竹市長選挙で岩国基地の移転問題に反対を表明していた。7月15日には、大竹市を含む広島県の広島、三次、江田島、廿日市の五市が、廿日市市の文化ホールで「岩国基地増強問題を考えるシンポジウム」という反対集会を開催し、入山が反対アピールを読み上げている。ところが、入山は初当選からわずか半年後の12月22日にこれまでの態度を一転させて、米空母艦載機部隊の移転受け入れを、岩国基地の周辺自治体として初めて表明した。久間章生防衛庁長官は入山に「この恩を肝に銘じる」と言って感謝した。大竹市の阿多田島で2007年(平成19年)2月24日に地区懇談会があり、住民と入山ら市幹部が基地増強への対応を話し合った。すでに移転容認を表明している入山は「国へ振興策を要望したい」と理解を求めたが、住民からは「われわれをないがしろにした決定」などと批判が相次いだ。住民からは「(国からの)補助金をあてにして財政再建を進めるために、移転を容認したのか」といった質問や「地元の意見がまとまってから決めるべきだった。市長のやり方は補助金ほしさと言われても仕方がない」などと、厳しい声が上がった。
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