山越え
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/17 13:43 UTC 版)
「フランク・ワースリー」の記事における「山越え」の解説
隊員は近くの水流で喉の渇きを癒した後、ジェイムズ・ケアード号の荷を降ろし、サウスジョージア島最初の夜を洞窟で過ごした。翌日シャクルトンは島の反対側にあるノルウェーの捕鯨基地ストロムネス湾まで、山越えで歩いていくと宣言した。隊員は疲労が蓄積しており、ジェイムズ・ケアード号はボロボロになっていたので、島を回り込むのは無理だと判断した。ストロムネス湾までの山道は22マイル (35 km) あり、数日休んだ後の5月19日に、シャクルトン、ワースリー、トム・クリーンの3人で出発した。サウスジョージア島の内陸部は山がちであり、氷河に覆われていた。持っているサウスジョージア島の地図は海岸線のみを示しており、進んでいた道が行き止まりになった場合には後戻りを余儀なくされるときもあった。休憩も無く36時間歩きとおして、3人はストロムネス湾に到着し、捕鯨基地のマネジャーの所に連れていかれた。そのマネジャーはシャクルトンを識別できなかった。約2年前に遠征隊がこの島に停船したときに二人は顔を合わせていた。暖かい風呂に浸かり、大食いした後で、ワースリーは捕鯨船でキングホーコン湾に残してきた3人の回収のために出発した。その夜強い吹雪が島を襲った。ワースリー達が山道を越えているときにそのような気象になれば、3人は死んでいた可能性があった。山越えの間の気象は比較的良かった。後に3人全員が、彼らに随いてきた「4人目の存在」のことを話していた。この山越えに関するワースリーの証言では「私は再度自分で隊員の数を数えていた。シャクルトン、クリーン、それに私、そしてもう一人は?もちろん3人しか居なかったが、この山越えを思い出すと、常に心の中で4人目を考えており、その後に我々だけだったと考え直すのが不思議である」と記していた。 翌日、マクニッシュ、マッカーシー、ビンセントが拾われた。髭を剃ったばかりのワースリーが岸に降り立っても、彼らはワースリーを識別できなかった。砂利浜に引き上げられて、隠れ場にするためにひっくり返されていたジェイムズ・ケアード号も回収された。
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山越え(第12回)
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山に飛びついて登る。山は2つあるため、対岸への飛び移りも含めると3回飛び移る。脱落者は全員1つ目の山から2つ目の山への飛び移りで着水した。
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「 山越え」の例文・使い方・用例・文例
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