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山下光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/21 03:53 UTC 版)

やました ひかる
山下 光
2019年12月2日、
東京都新宿区にて
生誕 1971年8月
居住 日本
イギリス
国籍 日本
研究分野 政治学
研究機関 防衛研究所
静岡県立大学
出身校 早稲田大学政治経済学部卒業
ロンドン大学経済政治学院
国際関係学部修士課程修了
ウェールズ大学アベリストウィス校
国際政治学部博士課程修了
主な業績 国際政治の概念と思想の研究
国際平和協力の研究
プロジェクト:人物伝
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山下 光(やました ひかる、1971年8月 - )は、日本防衛官僚政治学者。専門は、国際政治学平和維持活動国際政治思想国際人道問題学位は、Ph.D. in International Politicsウェールズ大学2003年)。静岡県立大学国際関係学部教授・大学院国際関係学研究科教授。

防衛研究所研究部第二研究室主任研究官、防衛研究所理論研究部政治・法制研究室室長などを歴任した。

概要

国際政治学平和維持活動国際政治思想国際人道問題を専攻する政治学者である[1][2]早稲田大学ロンドン大学経済政治学院ウェールズ大学アベリストウィス校にて学んだあと[2]防衛研究所にて防衛庁教官として勤務し[3][註釈 1]安全保障研究や地域研究に従事するとともに[2]、研究部第二研究室の主任研究官や理論研究部政治・法制研究室の室長などを歴任した[3]。その後、静岡県立大学にて教鞭を執り[3]、後進の育成に努めた。

来歴

生い立ち

1971年昭和46年)8月に生まれた[4]早稲田大学に進学し[2][5]政治経済学部政治学科にて学んだ[2][5]1995年平成7年)3月、早稲田大学を卒業した[5]。それに伴い、学士(政治学)の学位を取得した。その後、イギリスに渡り、ロンドン大学経済政治学院に進学し[2][5]国際関係学部にて学んだ[2][5]1996年(平成8年)7月、同学院の修士課程を修了した[5]。それに伴い、修士の学位を取得した。さらに、ウェールズ大学アベリストウィス校に進学し[2][註釈 2]、国際政治学部にて学んだ[2][5]2003年(平成15年)3月、ウェールズ大学の博士課程を修了した[5]。それに伴い、Ph.D. in International Politicsの学位を取得した[6]

政治学者として

2019年12月2日、元陸上自衛隊東北方面総監松村五郎(左端)、統合幕僚学校校長清田安志(右から2人目)、国際連合平和活動局軍事顧問付特別補佐官ティム・ワイルディッシュ(右端)と

2003年(平成15年)4月、防衛庁施設等機関である防衛研究所に採用され[3][註釈 3]、第一研究部の教官として着任した[3]2007年(平成19年)1月、防衛庁が防衛省に改組され、防衛研究所は防衛省の施設等機関として位置づけられることになったが、引き続き勤務した。同年10月には、防衛研究所の研究部にて第二研究室の主任研究官に就任した[3]。なお、2008年(平成20年)8月よりアメリカ合衆国コロンビア大学にてアーノルド・A・サルツマン戦争平和学研究所の客員研究員を兼任することになり[3]、翌年まで在任した[2]2015年(平成27年)4月、防衛研究所の理論研究部にて政治・法制研究室の室長に就任した[3]。また、同名の国立大学法人により設置・運営される政策研究大学院大学においても、政策研究科の連携講師を兼任していた[7]

2020年令和2年)4月、県と同名の公立大学法人により設置・運営される静岡県立大学に転じ[3]、国際関係学部の教授に就任した[3]。国際関係学部においては、主として国際関係学科の講義を担当した[4]。また、同時に静岡県立大学の大学院においても、国際関係学研究科の教授を兼務することになった[4]。国際関係学研究科においては、主として国際関係学専攻の講義を担当した。また、早稲田大学国際教養学部の講師も務めている。

研究

専門は政治学であり、特に国際政治学[1]平和維持活動[2]国際政治思想[2]国際人道問題[2]、といった分野の研究に従事した。具体的には、国際政治の概念と思想について研究しており[8]、多国間での紛争管理をはじめとする国際平和協力[8]、国際機構・組織[8]国家論[8]主権論[8]、国際人道・人権問題[8]、といった視点で論じていた[8]。研究成果は論文として発表しているほか、学術書や専門書なども上梓している[9][10]

学術団体としては、日本国際政治学会[11]日本政治学会[11]、などに所属した[11]

略歴

著作

単著

寄稿、分担執筆、等

脚注

註釈

  1. ^ 防衛庁教官は、2007年より防衛教官となった。
  2. ^ ウェールズ大学アベリストウィス校は、のちにアベリストウィス大学の源流の一つとなった。
  3. ^ 防衛庁は、のちに防衛省の源流の一つとなった。

出典

  1. ^ a b 「専門分野」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 「研究者紹介」『山下光 - 防衛省防衛研究所防衛研究所企画部総務課総務係
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 「主な経歴」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
  4. ^ a b c d 「教員情報詳細」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
  5. ^ a b c d e f g h i j k 「学歴」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
  6. ^ 「学位」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
  7. ^ 「山下光」『山下光 | GRIPS Faculty Directory政策研究大学院大学
  8. ^ a b c d e f g 「主要研究テーマ」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
  9. ^ Hikaru Yamashita, Humanitarian space and international politics -- the creation of safe areas, Ashgate Publishing, 2004.
  10. ^ Hikaru Yamashita, Evolving patterns of peacekeeping -- international cooperation at work, Lynne Rienner Publishers, 2017.
  11. ^ a b c 「所属学会」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。

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関連項目

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