屏風まつり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 06:25 UTC 版)
三条まつりは、明治時代から昭和初期には屏風まつりとも呼ばれ、大祭の日には大名行列が練り歩く通りに面した家々や商店はすべて仕事を休み、通りに面する部屋に家宝の屏風を立て緋色の毛氈(もうせん)を敷き、家族はここに座って大名行列を拝観していた。近郷からの祭り見物客は、飾られている屏風を見物することができた。 屏風を飾る家々や商店では、屏風の質や豪華さを競うようになり、江戸時代から明治時代にかけて三条文人が活躍していた影響もあり、屏風は美術的価値の高い作品が飾られた。 しかし、戦後になると屏風を保存する蔵が取り壊されたり、建物の構造が変わったことなどから、屏風を飾る家はなくなり屏風まつりは廃れた。それでも、2002年に大名行列が練り歩く沿道の商店街有志が中心となって復活を遂げ、三条まつりに合わせて屏風を一般公開している。
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