就任礼拝行事
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「2009年バラク・オバマ大統領就任式」の記事における「就任礼拝行事」の解説
2009年1月 21日午前10時(東部時間)、オバマ大統領、ファーストレディーのミシェル・オバマ、バイデン副大統領とジル・バイデンは、ワシントン大聖堂での就任礼拝行事に出席した。オバマ、バイデン両夫妻に加え、元大統領ビル・クリントンとその妻ヒラリー・クリントンも、前方の座席に座って参加した。礼拝には、そのほか、連邦議会の議員、外交官、その他の有力者約3200人が招待され、参加した。 これは宗教横断的な礼拝であり、聖歌隊の歌う聖歌、数多くの聖典の朗読、様々な宗教の信者による祈りが行われた。礼拝は、包摂主義と宗教的多様性を反映して、プロテスタントの牧師、ヒンドゥー教・イスラム教の女性指導者、ユダヤ教のラビ、カトリックの司教らが、聖典の朗読を行い、祈りを捧げた。祈りの中では、1789年のジョージ・ワシントンの就任礼拝式での祈りの言葉や、1865年のエイブラハム・リンカーンの就任演説からも言葉が引かれた。「何者にも悪意を向けることなく、すべての者に施しを」という言葉もそうである。 就任礼拝行事の中心となった説教は、ディサイプル教会のジェネラル・ミニスター兼プレジデントであるシャロン・E・ワトキンス牧師によって行われた。彼女は、この宗教横断の就任行事で説教を行った最初の女性となった。その説教の中で、ワトキンス牧師は様々な宗教の典拠――ヒンドゥー教、ユダヤ教、イスラム教、チェロキーなど――からの引用句を引いて一つにまとめ上げた。
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