小林和男 (ジャーナリスト)とは? わかりやすく解説

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小林和男 (ジャーナリスト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/20 00:33 UTC 版)

小林 和男
(こばやし かずお)
生誕 (1940-05-02) 1940年5月2日(84歳)
日本 長野県茅野市
教育 東京外国語大学ロシア語学科
職業 ジャーナリスト
活動期間 1962年 -
肩書き NHKモスクワ支局長
NHK解説主幹
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小林 和男(こばやし かずお、1940年5月2日 - )は、日本ジャーナリストNHK記者を務めた。専門はロシア情勢。

人物・来歴

長野県茅野市出身。長野県諏訪清陵高等学校を経て、1963年東京外国語大学ロシア語学科を卒業[1]

同年にNHK入局後[1]神戸放送局で新人時代を送る。東京に異動後は外信部(現在の国際部)に配属され、1970年から1972年までモスクワ特派員を務めた後[1]ウィーンを拠点とする東欧移動特派員として活動した。

東京に戻ってからは、1982年より野中ともよと共に『海外ウィークリー』(現在の『NHK海外ネットワーク』のルーツにあたる)のキャスターとして活動。番組終了後、再び現場に戻り、1984年から1987年まで、1989年から1995年までの2度に渡ってモスクワ支局長を務める[1]ソビエト連邦の崩壊の報道で第40回菊池寛賞、モスクワジャーナリスト同盟賞を受賞した[1]

定年が近かったこともあり、帰国後は解説委員室に移り解説主幹に就任。NHKスペシャル『21世紀への奔流』やBS特集『21世紀への証言』でキャスターを務めたほか、『NHKラジオ夕刊』などの番組を担当。1999年、ギャラクシー個人賞を受賞する[1]

NHKを定年退職後は、作新学院大学で教鞭をとる傍ら、フリーのジャーナリストとして活動。下野新聞客員論説委員、サイトウ・キネン財団評議員、作新学院顧問、日本エッセイスト・クラブ賞審査委員、日本グリーンクロス評議員、日墺協会理事などを歴任する。2008年、ロシア文化への貢献が認められ、ロシア政府よりプーシキン勲章を受章した。

著書

単著

  • 『ウィーンの東』(1977年12月、NHK出版
  • 『ボルガを下る』(1978年3月、NHK出版)
  • 『東欧ジョーク集』(1978年4月、実業之日本社
  • 『だれが湾岸戦争を望んだか プリマコフ外交秘録』(1991年6月、NHK出版)
  • 『エルミタージュの緞帳 〜モスクワ特派員物語〜』(1997年9月、NHK出版) ※日本エッセイスト・クラブ賞受賞作品[2]
  • 『2時間でわかる図解 ロシアのしくみ 激変する政治・経済、文化、暮らし、新しい日ロ関係がよくわかる』(2001年7月、中経出版
  • 『白兎で知るロシア 〜ゴルバチョフからプーチンまで〜』(2004年3月、かまくら春秋社
  • 『1プードの塩 〜ロシアで出会った人々〜』(2007年7月、NHK出版)
  • 『狐と狸と大統領 〜ロシアを見る目〜』(2008年2月、NHK出版)
  • 『希望を振る指揮者〜ゲルギエフと波乱のロシア〜』(2019年6月 かまくら春秋社)
  • 『Валерий Гергиев Симфония Жизни』希望を振る指揮者のロシア語版(2020年12月 AST Publishing, Russia
  • 『頭じゃロシアはわからない〜諺で知るロシア〜」(2023年7月、大修館書店)

共編著

脚注

  1. ^ a b c d e f 小林和男 『狐と狸と大統領 〜ロシアを見る目〜』(NHK出版) 著者紹介
  2. ^ エルミタージュの緞帳』 - コトバンク

関連項目

外部リンク




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