小国和紙(おぐにわし)
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小国和紙の起源は、はっきりとはしていませんが記録によれば、天保2年(1682)、現在の小国町山野田地区にて20戸の農家が農耕と兼業で紙を漉いていたとあり、以来、今日までその抄造が伝承されています。 原料となる楮は、栽培・伐採・皮剥ぎを自ら行ない、特に撫ぜ皮にする作業は入念にし、冬期間には厳しい労働となる水洗いを少なくしています。 漉き上げた紙床(しと)は保存のため雪の中に埋め、その自然の重さによって圧搾し、春の晴天を待って天日で板干しされます。 そういった雪国ならではの技法が貴重なものと高く評価され、国からは無形文化財の記録選択に、県からは文化財に指定されています。 例にもれず、洋紙の発達と社会構造の変動で、小国和紙の需要は減り、それにつれ手漉き技術者も少なくなり、将来が危ぶまれる状況にありましたが、地域の住民の協力を得て、以前クワ畑であった跡地に楮の作付けを行なうなど、地元の楮を使用した変わらぬ小国わしを末永く伝承していくように努めています。 |
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