寝ずの番
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『寝ずの番』(ねずのばん)は、中島らも著作の短編小説集[1]。劇中の落語家は、六代目笑福亭松鶴をモデルとしたといわれている。
- ^ 本作品については、笑福亭松枝の『当世落語家事情』(弘文出版)を元にしているという指摘も一部である。しかし『寝ずの番』の刊行は1996年4月(講談社単行本の初出一覧より、以下同じ)、『寝ずの番II』は1997年1月、『寝ずの番III』(「春夏秋冬」改題)は1997年12月であるのに対し、『当世落語家事情』の刊行は1997年2月である。そのため、少なくとも『寝ずの番』『寝ずの番II』について中島が『当世落語家事情』を参考にしたとは考えにくい。さらに、講談社文庫版の解説で桂吉朝は「追伸、この本に収められている『寝ずの番I、II、III』。もちろん筆記したのはらもさんだが、あの中のエピソードをしゃべったのは我々だ。つまり我々が提供したネタを彼がそのまま本にしただけだ」と明記している。
- ^ 「2006年 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報』2007年(平成19年)2月下旬号、キネマ旬報社、2007年、 184頁。
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