寄付金の有無を巡って
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 14:33 UTC 版)
「学校法人森友学園」の記事における「寄付金の有無を巡って」の解説
2017年3月16日に参議院予算委員会が籠池泰典に聞き取り調査を行い、籠池泰典が、2016年9月ごろに夫人の安倍昭恵を通して受領したとする安倍晋三からの寄付100万円は建設費の一部であると主張し、同日午後に菅官房長官が安倍首相が寄付したことはないと籠池の発言を否定した。翌17日には菅官房長官が、安倍昭恵が寄付していないことを確認したとして、夫妻ともに一度も寄付したことがないと発表した。 3月18日に森友学園側は、傍証として100万円を入金した際の郵便局の振替受領票を示し、振込用紙の依頼人欄に修正テープの上から手書きで「森友学園」と書かれ、透かして見るとホワイトの下に手書きで「安倍晋三」と書かれていることを公表した。また、籠池町浪は、2015年9月5日に安倍昭恵から受領した寄付金100万円を、7日月曜日に別の職員が郵便局で入金したと主張した。3月23日の証人喚問で籠池泰典は、安倍昭恵と2人きりのときに首相からの寄付であると言付かり、「匿名」でお願いします、と100万円の入った封筒を受領したと主張した。振込用紙の依頼人欄には、『安倍晋三』『匿名』『(学)森友学園』『大』という4つの単語が手書きで書き込まれているが、証人喚問で籠池泰典は、振込用紙全体を副園長の籠池の妻である籠池諄子が書き、郵便局で書き直した『安倍晋三』『匿名』の文字は学園の職員が書いたとした。3月28日に自民党総裁特別補佐の西村康稔は、安倍昭恵と2人きりになった、「匿名にしてほしい」と言われた、安倍昭恵に100万円の寄付受領に関する留守電を残したという籠池の証言についても、昭恵自身が主張する内容と異なっていると述べている。証人喚問における籠池の発言については、複数の自民党議員が「偽証の疑い」について言及し、一方、籠池は「偽証ではない」として抗議文を送っている。 一方籠池夫妻の息子の籠池佳茂氏は、安倍総理から籠池夫妻に100万円の寄付があったという話は菅野完が書いたシナリオであり捏造であると主張している。
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