宿泊料金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 15:31 UTC 版)
有人小屋 有人小屋の宿泊料金は山域によって異なるものの、素泊まり相部屋(食事と寝具自弁の宿泊)では一泊3000~6000円程度、2食つき相部屋では5000~9000円程度である(一般には輸送コストの大きな高山や奥山ほど高額になるが、山域によって宿泊料金を統一しているところも多く、その場合は稜線上であろうと登山口であろうと同じ宿泊料金になる)。個室を備えた山小屋もあるが、かなり高額の個室利用料が必要となる。 山小屋によっては閑散期にはグループごとに部屋を分けてくれて事実上の個室にするところもあり、この場合は個室料は不要だが、多くの小屋は閑散期でも清掃の問題から一部の部屋だけに詰め込む傾向がある。 休憩するだけの登山者に茶や茶請けを無料で提供するところもあるが、出来れば茶代を払うことが望ましい。 山小屋の宿泊料が施設やサービス内容の割に高価になるのは、冬は営業できなくなる小屋が多いうえ、夏の2ヶ月ほどしか客が多くないにもかかわらず、緊急避難場所としての役割もあるため、無雪期の閑散期も営業する小屋が多く、それらの維持コストが加算されているからである。安全な山旅のためにはやむを得ない価格設定と考えざるをえない。 避難小屋 避難小屋は一般には無料で利用できる。ただし、利用料金がかかるところ、あるいは「寄付」を受け付けているところもある。利用料金がかかる避難小屋の場合、事前に山麓の所有者や管理人宅で代金を支払って鍵を受け取る必要のあるところもある。この場合下山後に鍵の返却が必要になる。避難小屋のうち、時期によっては管理人が入る小屋の場合は、その期間のみ有料になることが多い。
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