家族制度とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 家族制度の意味・解説 

家族制度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/06 03:11 UTC 版)

家族制度(かぞくせいど)とは、家族の在り方を、慣習などの規範によって規定したものを指す。フリードリヒ・エンゲルスが「家族・私有財産・国家の起源」で明らかにしたように、財産職業などを世襲する目的で制定されたものが多い。

概要

中国・朝鮮半島の家族制度

中国や朝鮮の家族制度は、父系の子孫の存続を目的とする。祖霊信仰が盛んに行なわれ、その人の父系で血のつながった子孫がいなければ祖霊信仰をやっても祖霊があの世で祭祀を受け取ることができないからである。女性は、結婚しても元の一族に所属し、その子孫の一族には所属しないため、日本でいう旧姓を名乗ることになる。また、祖霊信仰を絶やせば、祖霊から祟られる恐れがあるとして、ある王朝を滅ぼしても、その王室の祖霊信仰を行なう最小限の子孫を残すことが行なわれた。

日本の家族制度

江戸時代以前の日本では、儒教の影響が強い中国朝鮮よりは家族制度が緩やかであり、強固な家族制度を有するのは、武家公家に限られた。

明治時代に近代法体系を整備する過程で、庶民にも男系重視の家族制度(家制度)が採り入れられた。旧・民法下の家制度では、男系の子孫を存続させることを目的とし、母親よりも長男地位が高かった。これは、武家や公家に限られた江戸時代以前の家制度を、全国民に拡大したものであった。

第二次世界大戦後に制定された日本国憲法では、結婚の在り方を「両性の合意のみに基づき」と規定し、男系の子孫の存続を目的とした家制度を否定した。

戦後、事実婚と呼ばれるものは、結婚の私的性格を重視し、家族の在り方を規範で規定されることを拒否したものだと言える。

参考文献

  • 「家族」(現代書館、1985年(昭和60年)) 

関連項目

脚注

[脚注の使い方]


このページでは「ウィキペディア」から家族制度を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から家族制度を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から家族制度 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「家族制度」の関連用語

家族制度のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



家族制度のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの家族制度 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS