宮下奈都とは? わかりやすく解説

宮下奈都

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/25 05:06 UTC 版)

宮下 奈都
(みやした なつ)
誕生 1967年
福井県
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本
最終学歴 上智大学文学部哲学科卒業
活動期間 2004年 -
ジャンル 小説
代表作 羊と鋼の森』(2015年)
主な受賞歴 本屋大賞(2016年)
デビュー作 静かな雨』(2004年)
配偶者 あり
子供 あり
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宮下 奈都(みやした なつ、1967年[1] - )は日本小説家福井県福井市生まれ[2][3]福井県立高志高等学校卒業[4]上智大学文学部哲学科卒業[5]2004年、長男、次男に次ぐ[6]、3人目の長女[7]を妊娠中に執筆した『静かな雨』が第98回文學界新人賞佳作に入選し、小説家デビュー[8][9]2010年、『よろこびの歌』が第26回坪田譲治文学賞の候補となる[10]2012年、『誰かが足りない』が第9回本屋大賞で第7位を受賞する[11]2013年より1年間、北海道新得町に家族5人で山村留学を経験[12]2016年、『羊と鋼の森』で第154回直木三十五賞候補、第13回本屋大賞受賞。幼い頃に読んだ本で、特に好きだったものは、佐藤さとるだれも知らない小さな国』だという[13]

著書

単著

アンソロジー

  • 「日をつなぐ」 『コイノカオリ』所収(2004年12月、角川書店 ISBN 9784048735773、角川文庫 ISBN 9784043726059
  • 「手相観の七年」 『旅立ち。卒業、十の話』所収(2008年2月、メディアファクトリー ISBN 9784840121774
  • 「よろこびの歌」 『Re-born はじまりの一歩』所収(2008年3月、実業之日本社 ISBN 9784408535258
  • 「空の青さを」 『COLORS』所収(2008年4月、集英社 ISBN 9784834251456、集英社文庫 ISBN 9784087464931
  • 「楽団兄弟」 『宇宙兄弟』所収(2012年3月、講談社文庫 ISBN 9784062772341
  • 「なつかしいひと」 『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』所収(2013年1月、光文社 ISBN 9784334928650、光文社文庫 ISBN 9784334767860
  • 「旅立ちの日に」 『本をめぐる物語 一冊の扉』所収(2014年2月、角川文庫 ISBN 9784041012581
  • 「石を拾う」『いつか、アジアの街角で』所収(2024年5月、文春文庫 ISBN 9784167922139

単行本未収録作品 (小説)

  • 「新しい星」 『エソラ』vol.2(2005年7月)所収(講談社)
  • 「夏の足跡」 『小説現代』2005年12月号所収(講談社)
  • 「メイプルシロップの目」 『野性時代』2006年11月号所収(角川書店)
  • 「眠るサナギ」 『集英社WEB文芸RENZABURO』2007年(集英社)
  • 「オムライス」 『母の友』2007年11月号所収(福音館書店)
  • 「七つの願い」 『小説すばる』2007年11月号掲載(集英社)
  • 「カレーと梅干し」 『小説すばる』2008年6月号所収(集英社)
  • 「おついたち」『小説新潮』2013年1月号(新潮社)
  • 「うちのおじさん」『小説すばる』2014年9月号 - 連載(集英社)
  • 「ミジンコ」『オール讀物』2024年6月号所収(文藝春秋) 』

エッセイ

  • 薫る言葉福井新聞月替わり連載
  • 「宮下奈都の台所日和」 『ESSE』2011年9月号 - 2012年12月号(扶桑社)
  • 「とりあえずウミガメのスープを仕込もう。」『ESSE』2013年1月号 - 2018年12月号(扶桑社)
  • 「今日もしあわせ日和」『Mart』2017年5月号 - 2020年4月号(光文社)
  • 「あっというまに、こんな時間?」『小説宝石』2024年1月号 - 連載(光文社)

脚注

  1. ^ 宮下奈都 メロディ・フェア|ポプラビーチ
  2. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.466
  3. ^ 才能だとか、運命だとか 宮下 奈都 薫る言葉 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト
  4. ^ 決意の夜 宮下 奈都 薫る言葉 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト
  5. ^ 宮下奈都さん 著者とその本 オンライン書店 Honya Club
  6. ^ 宮下奈都さん 日々の暮らしが生む物語”. 好書好日. 朝日新聞社 (2018年6月8日). 2025年6月25日閲覧。
  7. ^ 定番の家庭料理 宮下奈都さんはその写真から20年の激変を思う”. J-CAST トレンド. ジェイ・キャスト (2023年8月16日). 2025年6月25日閲覧。
  8. ^ 『ふたつのしるし』 (宮下奈都 著) | 著者は語る - 週刊文春WEB
  9. ^ 楽天ブックス: 著者インタビュー - 宮下奈都さん『田舎の紳士服店のモデルの妻』
  10. ^ 坪田譲治文学賞受賞作・候補作一覧1-30回|文学賞の世界
  11. ^ これまでの本屋大賞 | 本屋大賞
  12. ^ 本屋大賞に宮下奈都さん「羊と鋼の森」 北海道舞台
  13. ^ 作家の読書道 第109回:宮下奈都さん - 作家の読書道

関連項目

外部リンク





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