田口賢司とは? わかりやすく解説

田口賢司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/30 16:53 UTC 版)

田口 賢司(たぐち けんじ、1961年1月11日 - )はテレビ番組プロデューサー小説家岐阜県生まれ。

プロフィール 

同志社大学文学部・哲学及倫理学専攻在学中よりコラムやショートストーリーを雑誌に発表し、中森明夫野々村文宏らとともに「新人類」というくくりで1980年代初頭の注目を浴びる。3人の共著『卒業 Kyon2に向かって』(朝日出版社)は当時話題となった。

1985年に大学を卒業し、テレビマンユニオン第8期メンバーとして、田中康夫を起用したFM番組浅田彰を起用しての実験的な深夜テレビ番組ビデオ進化論」などを制作する。

1995年に渡米。1997年に帰国後、スカイエンターテイメント(SKY sports、現ジェイ・スポーツ(J SPORTS))に入社、欧州から南米、Jリーグにいたる各国のサッカー中継、国内外のラグビー中継などの番組をプロデュース。2009年現在、同社企画制作部部長、チーフ・クリエイティヴ・プロデューサー(C.C.P.)。プロデューサーとしてクレジットされている番組は、『Foot!』、『E.N.G. ~English News Gathering~』、『バルサTV』など。

作家としては『ボーイズ・ドント・クライ』(1988年角川書店)『センチメンタル・エデュケイション』(1989年・角川書店)など浅田彰ほかの激賞を受ける作品を発表、『ラヴリィ』(1994年・新潮社)は文芸評論家福田和也に「90年代最高の傑作」と評される。2004年発表の「メロウ1983」(単行本化にあたり『メロウ』と改題)は、浅田彰が選考委員を務めた第14回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞、また、2004年度下期の芥川賞候補作品ともなった。

著書

  • 『ボーイズ・ドント・クライ』角川書店 1988 /角川文庫 1992
  • 『センチメンタル・エデュケイション』角川書店 1989 /角川文庫 1992
  • 『ラヴリィ』新潮社 1994
  • 『メロウ』新潮社 2004

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