せん‐とく【宣徳】
宣徳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/20 15:59 UTC 版)
宣徳(せんとく)は中国、明代の元号(1426年 - 1435年)。第5代皇帝宣宗の在位中に使われた。このため宣宗は宣徳帝と呼ばれる。
西暦との対照表
宣徳 | 元年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 | 7年 | 8年 | 9年 | 10年 |
西暦 | 1426年 | 1427年 | 1428年 | 1429年 | 1430年 | 1431年 | 1432年 | 1433年 | 1434年 | 1435年 |
干支 | 丙午 | 丁未 | 戊申 | 己酉 | 庚戌 | 辛亥 | 壬子 | 癸丑 | 甲寅 | 乙卯 |
前の元号: 洪熙 |
'中国の元号 明' |
次の元号: 正統 |
明の元号 | |
---|---|
洪武 • 建文 • 永楽 • 洪熙 • 宣徳 • 正統 • 景泰 • 天順 • 成化 • 弘治 • 正徳 • 嘉靖 • 隆慶 • 万暦 • 泰昌 • 天啓 • 崇禎 • 弘光 • 隆武 • 紹武 • 永暦 |
宣徳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 14:05 UTC 版)
宣徳期(1426 - 1435年)には青花の器にも年款銘が入れられるようになる。青花の作調には永楽期と大きな差は見られない。この時期には色釉に白抜きで紋様を表したものや、青花に上絵付け技法を併用したものがみられる。白抜きとは、紋様部分を盛り上げ、その部分を避けて釉を掛けたもので、藍釉を掛けた場合は地が藍色になり、紋様の部分が白く浮き出る(藍釉白花)。このほかに白磁紅彩、青花紅彩、黄地青花などの2色を用いた磁器が製作された。たとえば、黄地青花は、コバルト顔料で紋様を描き、透明釉を掛けて高火度焼成した後、地の部分に黄釉を塗り詰めて再度焼成するもので、釉下彩(青花)と釉上彩(黄釉)を併用している。これらは五彩のように図柄自体を複数の色で描くものとは異なり、紋様と地を別色で表したものである。この時期の五彩の遺品は少ないが、景徳鎮の珠山官窯址から出土した五彩蓮池水禽紋盤、チベットのサキャ寺伝来の五彩蓮池水禽紋鉢などが知られる。
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