定格熱出力一定運転
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 14:50 UTC 版)
「東京電力の原子力発電」の記事における「定格熱出力一定運転」の解説
『とうでん』2002年7月号によると、経済産業省は2001年12月、「定格熱出力一定運転を実施する原子力発電設備に関する保安上の取扱いについて」という通達を出し、東京電力は同通達に基づいて2002年より各原子力発電所への導入を開始した。福島第二、柏崎刈羽については2002年5月より定格熱出力一定運転が一部の原子炉で開始された。福島第一原子力発電所については2003年以降、順次導入が進められた。1号機を除く各号機はそれまでの電気出力一定運転から順次切替されていった。 切替に当たっては、原子力安全・保安院に対して定格熱出力一定運転を実施した場合の健全性評価が提出され、過去の類似設備での実績を元に、下記について評価した。 設備上の最大出力を発生させる運転状態:蒸気加減弁が全開した状態(定格蒸気流量の105%相当) タービンミサイル評価及び蒸気タービン設備:設計最大出力状態において非常調速装置が作動した時のタービン回転速度(定格回転速度の119.6%に余裕を持たせて設定し120%)
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