宇宙移民プロジェクトの始動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/01 05:34 UTC 版)
「JUNKMETAL」の記事における「宇宙移民プロジェクトの始動」の解説
予測される太陽系内の資源枯渇と、人類の生存圏拡大、これら諸問題を解決するためにアメリカ合衆国主導による『第2次宇宙開発』が行われた。これは宇宙開発を急激に推し進めることによって月や火星、小惑星群に眠る鉱物・燃料等の資源を確保し、更には地球規模の雇用創出による経済活性化、将来的には宇宙移民による太陽系外への生存圏拡大をも視野に入れたプロジェクトである。 しかし力を失いつつあった国家政府によるこの計画は頓挫し、その遺志は巨大な民間企業Planet of Fortune社(以下POF)に引き継がれることとなる。テラフォーミング技術とコールドスリープ技術の開発に成功したPOFは、これらを組み合わせて地球外惑星への移民を実行する。 テラフォーミング可能と判断された惑星に無人惑星開発機材を送り込み、追ってコールドスリープ処理された人類を乗せた移民船を出発させる。そして目標となる惑星が、人類が居住可能な環境となっているであろう頃に移民船が到着するという計画だった。しかしテラフォーミングに失敗していた事例もあったとされ、この計画が半ば見切り発車する形で開始されていた事が示唆されている。 移民希望者は主にPOFの募集に応じた者達で構成されているが、POF社スタッフや必要機材を生産するためのスタッフも存在する。ただこの奇想天外な計画に応じた人間の大半は、社会不適合者など現在の地球に不満を抱えるものが中心となっており、移住惑星の社会発展については少なからず懸念の声が挙がっていたほか、当のPOF社員達にも敬遠されていた。少なくともTanny Rhatzは「社内政治に疎かったためにお鉢が回ってきた」と述懐している。とはいえTannyは最終的には前向きな展望を持ってこの計画に参加し、実際に彼の担当となったアルター8は、荒々しくも活気と希望に満ち溢れた開拓民たちによって大いに発展していくこととなる。
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