子氏一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:38 UTC 版)
子昌(シショウ) 地方の豪族で上級官僚の宰相。楼蘭妃の父。先帝時代には先の皇太后(女帝)に気に入られていた。 子氏としては傍流の出身で、有能さをかわれて本家の養子となった。 宮廷では「腹黒」・「狸」と言われながら強権を奮っていたが、一族内では神美に逆らえずにいる。 神美(シェンメイ) 子昌の妻で、楼蘭妃の母。子氏本家の出身。 先帝の上級妃となったが先帝には顧みられず、入内前の婚約者でもあったが、既に先妻を娶っていた子昌に下げ渡される形で妻となる。そのため宮廷に「虚仮にされた」と深い恨みを抱き、子昌からは「トゲが毒となって帰ってきた」と評されるほどに性格が歪んでしまっている。 翠苓(スイレイ) 19歳。外廷の官女。猫猫より頭一つ分大きい女性としてはやや大柄。猫猫に言わせるなら骨格も素材も一級品ながら化粧はイマイチ。 その正体は楼蘭妃の異母姉で、実母は先帝の隠し子。本名は「子翠」。官女として働きながら子一族のための諜報工作活動をしていた。事故を装った皇弟(壬氏)暗殺未遂を猫猫に見抜かれた際に自死を装い一度は姿を消すが、宦官として再び後宮に潜伏・暗躍する。 出生の事情を知らない神美からは「継子」として虐待されて育ち、彼女の精神的支配下にある。実母亡き後は子氏の家で元後宮医官に養育されていたため薬に通じており、養父の遺した処方で仮死状態にしたあとで蘇生可能の効能をもつ「蘇りの薬」を調合できる。 子氏討伐後は本来処刑対象だったが「先帝の孫である」という事情を鑑み特別に助命され、秘密裏に阿多妃の元で暮らすが、常に監視下に置かれている。
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