女神
『剪燈新話』巻4「鑑湖夜泛記」 天界の織女が、成令言を天の川へ呼び寄せて告げた(*→〔天の川〕7)。「わたくしは天帝の孫娘。生来、貞淑な女性として1人で暮らしております。それなのに、下界の愚民どもは『七夕の密会』という話を作り出し、『牽牛の妻だ』などと申して、わたくしの純潔な節操をはずかしめています」。そして「他にも天界の神々の尊厳を傷つける様々なでたらめが、下界に流布しています。どうか、愚民どもの誤りを正して下さい」と訴え、『瑞錦』という天界の織物を2反、成令言に与えて下界へ帰した→〔異郷の時間〕3。
★2.流行の女神。
『れいの女』(星新一『ご依頼の件』) 毎年1度、50歳ぐらいの上品な女性がデパートへやって来て、いくつかの商品を万引きする。今年はスカーフと、6角形のグラスを取って行った。デパート側は女性をつかまえたりせず、そのまま帰らせる。そして、万引きされたスカーフの色彩や模様にもとづく服・水着・クッションとか、グラスの形を真似た6角形の家具・花瓶などを、大量に作る。それらは大変よく売れる。このようにして毎年毎年、新しい流行が生まれるのだ。
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