女性当選者について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 00:09 UTC 版)
「第25回参議院議員通常選挙」の記事における「女性当選者について」の解説
この選挙は「政治分野における男女共同参画推進法」が施行されてから初の全国規模の国政選挙であり、104人の女性候補者が出馬した。そのうち、当選したのは28人(選挙区18人、比例代表10人、当選者全体の22.6%)で、前回2016年と並び最多となった。しかしながら、男性候補の当選率は36.1%であることに対し、女性候補の当選率は26.9%で前回を下回った。日本政府は2020年までに「指導的地位に占める女性の割合」を30%にする目標を掲げており、今回の参院選における女性当選者がこのラインに近づくかどうかが焦点となっていたが、届かなかった。 党派別では、自民党は擁立した女性12人のうち10人が当選し最多。公明党は2人の女性候補がいずれも当選した。19人の立憲民主党からは6人、10人の国民民主党からは1人、最も多い22人の共産党からは3人、7人の日本維新の会からは1人がそれぞれ当選。5人を擁立した社民党からの当選者はいなかった。また、れいわ新選組の特定枠から1人が当選。選挙区別では、32の改選1人区では7選挙区で女性が勝利した。野党側は15の選挙区で女性を擁立し、うち5人が勝利した。与野党ともに女性候補を擁立した福島選挙区では自民現職が当選した。複数区では、改選数6の東京、改選4の神奈川・大阪、改選数2の京都・広島で半数を女性が占めた。秋田と愛媛の両県選挙管理委員会によると、両選挙区で戦後、女性参議院議員が誕生したのは初めてであった。
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