太鼓御櫓・新御櫓・国見櫓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 08:02 UTC 版)
本丸と二の丸の間には2基の櫓が建っていた。一つは「太鼓御櫓」は南側で2重2階、もう一つは「新御櫓」は北側で同じく2重2階、その間を土塀でつなぎ、また太鼓御櫓から「十五間多門」があった。「新御櫓」、「太鼓御櫓」、「十五間多門」とちょうど「L字」型をなしている。 この建物群の機能としては、ここで天守の防衛を果たし馬出の形式をしていたと考えられている。この石垣が新しくみえるのは、昭和49年に修復されているからである。新御櫓は太鼓御櫓の後ろ側にあたるため古写真に姿はないが、石垣の構造などからおそらく同規模の櫓が建っていたと推定されている。新御櫓台には礎石跡が確認されている。 二ノ門から本丸へ行く途中には国見櫓があった。櫓は失われているが石垣上から文字通り奈良盆地を一望する事が出来、天候が良ければ大阪市街・六甲山・比叡山までも見通すことが出来る。
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