太平洋新国土軸豊予海峡ルート
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「豊予海峡」の記事における「太平洋新国土軸豊予海峡ルート」の解説
豊予海峡は、太平洋新国土軸上に位置しており、四国・九州間を連絡する架橋や海底トンネルなどの交通路(豊予海峡ルート)の建設が構想されている。特に1980年代末頃を中心とした一時期、愛媛・大分両県によって豊予海峡トンネルの建設構想が明示され、テレビで特別番組が放送されたことがあった(南海放送・大分放送『豊予海峡~九四トンネルへの挑戦~』、1989年12月2日放送)。また、海底地質も一部調査された。四国新幹線を建設し、九州側の九州横断新幹線と直通運行する計画もある。 しかし、日本国政府や両県の財政事情、海峡付近の地質構造が障害となり、この構想は棚上げ状態となったままである。広瀬勝貞大分県知事は、就任直後の2003年4月に豊予海峡ルートの事業見直しを明言し、事実上の凍結を表明した。これを受けて、愛媛県側でも推進事業が縮小された。 なお、他の日本国内海峡と比較すると、青函トンネル規模のトンネル建設が必要であるが、都市間距離は青森~函館よりもさらに離れている。
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