天竜市立秋野不矩美術館(1998-2005)
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1998年(平成10年)4月24日、天竜市の中央公民館にて天竜市立秋野不矩美術館の完成記念式典が行われた。式典には秋野不矩、天竜市長の中谷良作、駐日インド大使シッダールタ・シンら約200人が出席した。美術館は翌25日から一般に公開され、秋野から天竜市に寄贈された「オリッサの寺院」など、秋野作品約80点を二期に分けて展示する開館記念展示「秋野不矩展-インド 大地と生命の賛歌」が始まった。延べ15回インドを訪れ、インドをテーマにした作品を多く制作してきた秋野が日本とインドとの橋渡しとなったことから、駐日インド大使の天竜市訪問が実現し、天竜市の中心商店街では「インド・フェア」も開催されて美術館開館を盛り上げた。 美術館はオープン以後、関係者の予想を超える盛況ぶりで、同年5月4日には開館10日目で入館者1万人を達成した。開館記念展示の会期終了後も入館者数は好調に伸び続け、同年8月には6万人突破を達成した。入館者数10万人を突破したのは、開館204日目となる1999年(平成10年)の1月であった。同年11月、秋野は文化勲章を受賞する。 2000年(平成12年)4月には、秋野の文化勲章受章を記念した特別展「秋野不矩展」を開催。 2001年(平成13年)10月に秋野が心不全のため93歳で亡くなると、秋野を偲ぶ追悼展を翌2002年(平成14年)5月から開催した。
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