天使突抜とは? わかりやすく解説

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天使突抜

読み方:テンシツキヌケ(tenshitsukinuke)

所在 京都府京都市下京区

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

天使突抜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/17 04:25 UTC 版)

日本 > 近畿地方 > 京都府 > 京都市 > 下京区 > 天使突抜
天使突抜
天使突抜
北緯34度59分54.2秒 東経135度45分15.8秒 / 北緯34.998389度 東経135.754389度 / 34.998389; 135.754389座標: 北緯34度59分54.2秒 東経135度45分15.8秒 / 北緯34.998389度 東経135.754389度 / 34.998389; 135.754389
日本
都道府県 京都府
市町村 京都市
下京区
天使突抜
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
600-8456[1]
ナンバープレート 京都
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天使突抜(てんしつきぬけ)は、京都府京都市下京区の町名。南北に走る東中筋通を挟む両側町で、松原通から六条通までの間に位置する[2][3]。名称はかつて天使社(てんししゃ)を号した五条天神社の境内を貫通して造られた天使突抜通(現東中筋通)に因む[2][3]

天使突抜は、北は天神前町に接し、そこから南へ1丁目(万寿寺通まで)、2丁目(五条通まで)、3丁目(楊梅通まで)、4丁目(六条通まで)の順に並ぶ[4]

天正18年(1590年)に豊臣秀吉が京都改造(天正の地割)を行った際、五条天神社の境内に新しく街路を通した。五条天神社は天使社とも呼ばれたことから、この街路は天使突抜通と称された[4]。『京都坊目誌』(1915年)によれば、天使突抜通は当初は高辻通から仏光寺通までであったが、のちに塩小路通まで伸延した[3]

天使突抜は、『寛永十四年洛中絵図』(1637年)では「天使」と記されていたが、『京雀』(1665年)では「天子(ママ)のつきぬけ」と記され、『京町鏡』(1762年)に至り現在と同じ「天使突抜」と記されるようになった[4]。なお『京雀』では天使突抜4丁目を「しのむら町」と記すが、由来は不明である[2][4]

江戸期は、1・2丁目が川西九町組卜味三町組、3丁目が川西九町和泉組、4丁目は川西九町中筋組に属した。明治2年(1869年)の町組改正により13番組となり、第17区、第17学区を経て、明治12年に下京区に編入された[2]

脚注

出典

参考文献

関連項目

  • 通崎睦美 - 天使突抜に在住。随筆『天使突抜一丁目-着物と自転車と』などを執筆
  • 吉村達也 - 小説家。『京都天使突抜通の恋』を執筆
  • 山田雅史 - 映画監督。『天使突抜六丁目』を製作

天使突抜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/17 02:25 UTC 版)

五條天神社 (京都市)」の記事における「天使突抜」の解説

当社境内は、中世には東西4町・南北5町の広さがあり、周囲囲まれていたとされるが、天正14年1586年)、豊臣秀吉京都通り新設天正の地割)した際、敷地内鎮守の森などを貫通したことから一帯地名が「天使突抜(てんしつきぬけ)」になったとされる過去文献では「天使壱丁目」「天子つきぬけ」等表記が異なるものの、宝暦12年1762年)刊『京町鑑』には現在とほぼ同じ表記地名「天使突抜一町目」より同四丁目までが確認できる。また町内には東中筋通があるが、同書では通り一部が「天使突抜通」と記されている。 街区表示板(天使突抜二丁目

※この「天使突抜」の解説は、「五條天神社 (京都市)」の解説の一部です。
「天使突抜」を含む「五條天神社 (京都市)」の記事については、「五條天神社 (京都市)」の概要を参照ください。

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