大正9年現地踏査の結果の本建設要領書
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「父島要塞」の記事における「大正9年現地踏査の結果の本建設要領書」の解説
砲台の位置を下記(原文・左記)理由により全部大村地区にまとめ、さきに追加要領にて定められたる振分山及び洲崎砲台はいずれも皆大村地区に 移されたり。 大村地区に集結の理由 兵備を二見港の南北両岸地区に分置する時は営造物、交通並びに通信複雑となり多くの経費を要す。 南岸のみに集結するも不利なり、航路は南岸に近しゆえに死角生じ砲台を適当に配置する 能わず。 南岸に集結せしむる時は海軍建設物の所在地たる奥村の援護不確実となる。 南岸は地形険峻にして土質不良なり。 新建設要領書による兵備は左の如し。 砲台 砲種砲数 摘要 大村第一:七年式三十榴 4 ※大正9年11月奄美大島要塞嘉鉄第一砲台の七年式三十榴と交換 。 大村第二:一五速加 4 ※大村第二、第三砲台十五糎加農8門は将来移動砲架の制定を待ってこれと交換するを可とす 。 大村第三:一五速加 4 ※大村第二、第三砲台十五糎加農8門は将来移動砲架の制定を待ってこれと交換するを可とす 。 大村第四:七・五速加 4 予備砲 :山砲 8、高射砲 6、、機関砲 12
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