大崎八幡宮松焚祭(どんと祭)
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「仙台裸参り」の記事における「大崎八幡宮松焚祭(どんと祭)」の解説
大崎八幡宮の松焚祭(どんと祭)は、厳かに進められる神道的儀礼を中心にして社家が深くかかわる祭礼行事であることが明らかである。しかし、それとともに暁参りや裸参り、古くは鳥追いなどのかたちで周辺住民が多数かかわる民俗的要素から成り立っていることもまた事実である。 参詣者が持参した注連縄・松飾りを境内に積み上げて焼く松焚祭(大正期以降に「どんと」の呼称が定着したとされる)は、西日本における「左義長」「お柴燈焼き」等と同じ性質の行事と考えられているが、宮城県に関しては近世以前に同様の祭礼がほとんど確認されないため、ほとんどが大崎八幡宮のどんと祭を起点として普及したとみられている。 裸参りには、裸形の人々が神聖性をともなうほど 来訪神化・まれびと化している側面が感じとれる。そういう意味においても、今や裸参りは大崎八幡宮の松焚祭(どんと祭)には欠かすことのできない貴重な民俗習俗となっていると考えられる。
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