大屋旅館とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 国指定文化財等データベース > 大屋旅館の意味・解説 

大屋旅館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 01:25 UTC 版)

大屋旅館外観
大屋旅館外観
大屋旅館帳場

大屋旅館(おおやりょかん)は、千葉県夷隅郡大多喜町新丁64にある旅館江戸時代より続く老舗旅館で、正岡子規つげ義春ゆかりの宿として知られる。国登録有形文化財に登録されている[1][2]

概要

大屋旅館の建つ新丁地区は大多喜城下、夷隅神社を核として形成されるが、その参道脇に位置する江戸時代より続く門前宿である。大正期から昭和初期にかけては、旅館業の他に、フォードの車を使用したバス(乗合自動車)事業も営んでいた。1891年明治24年)に正岡子規が学生時代の頃、房総の旅に出た際に宿泊したとされる。また、つげ義春の『リアリズムの宿』に“理想の宿”として、帳場の佇まいが描かれた。往時の面影を残す宿として、テレビドラマ写真集のロケ地としてしばしば利用されている[1]

現在の建物は1885年(明治18年)頃の建築で、木造2階建の南北棟。瓦葺切妻屋根の平入で、正面2階の左右の戸袋には大きく屋号の「大屋」の文字が漆喰で描かれている。1999年平成11年)7月8日に国登録有形文化財(建造物)に登録された[1]

脚注

  1. ^ a b c 千葉県教育委員会 - 大屋旅館”. 2019年10月12日閲覧。
  2. ^ 夷隅郡の旅館 大屋旅館”. 2020年3月2日閲覧。

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大屋旅館」の関連用語

大屋旅館のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大屋旅館のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2025 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大屋旅館 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS