大学村
大学村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 16:31 UTC 版)
北6条西12丁目のあたりは、かつて北海道大学の教授たちが居を構えていたことから、通称「大学村」や「桑園博士町」と呼ばれている。 1909年(明治42年)12月に時任一彦農学部教授が移り住んだのを初めとし、宮部金吾など多いときには十数名の教授たちが集っていた。彼らは1912年(大正元年)12月から毎月「村会」という集まりを設け、途中で隔月に変更しつつも1995年(平成7年)秋に至るまで共同体を維持していた。 教授たちが建てた文化住宅の街並みはさっぽろ・ふるさと文化百選のNo.76に選定されているが、選定時には6棟あった住宅も1998年(平成10年)の時点で2棟にまで減少。周辺にはマンションが建ち並び、往時の雰囲気をうかがい知ることはもはやできない。 宮部金吾の邸宅跡は、1991年(平成3年)に整備されて「宮部記念緑地」となっている。
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