大学ユーザーにまつわる問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 03:35 UTC 版)
「ピープルソフト」の記事における「大学ユーザーにまつわる問題」の解説
1997年、クリーブランド州立大学(CSU)は学生の記録を管理するため、ピープルソフトのソフトウェアを採用した。当初、実装を Kaludis Consulting Group Inc. が担当した。その後7年間、度重なる問題に悩まされ、CSUは訴訟を起こしたのである。当初、Kaldius を訴え、逆に Kaldius から訴えられると、ピープルソフトも訴えることとなった。契約違反、詐欺などで5億1千万ドルの損害賠償を請求した。同大学は、ピープルソフトのソフトウェアが指定された機能を持たず、結果としてその対処に忙殺されることになったと主張した。ピープルソフトは業界でも最善のものを提供したと主張。オンラインで入手可能な法廷文書によれば、この問題は2005年に決着した。合意によれば Kaldius から大学への賠償支払いが行われたが、ピープルソフトは何も支払わなかったと見られる。 1999年12月、ビッグ・テン・カンファレンスのうちのピープルソフトのソフトウェアを使っている7大学が、ピープルソフト CEO 宛てに品質と性能の改善を要望する公開書簡を送った。 カリフォルニア州立大学では2000年代からピープルソフトの製品を採用した。同大学は、このシステムを正常に稼動させるために5億ドル費やし、これが州議会で問題となった。カリフォルニア州の監査役は報告書で同大学を批判した。CMSプロジェクトを開始する前に何故十分な分析を行わなかったかを問われ、大学側はコンサルタント(IBMと Pacific Partners)による効果の概算が非常に大きかったため、詳細な分析は不要と信じたと述べた。
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