大同大学大同高等学校とは? わかりやすく解説

大同大学大同高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/30 19:59 UTC 版)

大同大学大同高等学校
2027年完成予定 新体育館
北緯35度4分50.9秒 東経136度54分36.6秒 / 北緯35.080806度 東経136.910167度 / 35.080806; 136.910167座標: 北緯35度4分50.9秒 東経136度54分36.6秒 / 北緯35.080806度 東経136.910167度 / 35.080806; 136.910167
過去の名称 大同工業学校
大同工業高等学校
大同高等学校
大同工業大学大同高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人大同学園
校訓 大同三訓[1]
設立年月日 1939年昭和14年)
共学・別学 男女共学
課程 全日制
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
機械科
電子情報デザイン科
学期 3学期制
学校コード D123310000249
高校コード 23510F
所在地 457-0063
愛知県名古屋市南区大同町二丁目21番地
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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大同大学大同高等学校(だいどうだいがくだいどうこうとうがっこう)は愛知県名古屋市南区大同町二丁目にある私立高等学校(男女共学)。通称は「大同大大同(だいどうだいだいどう)」。

概要

歴史

大同電力(現・中部電力関西電力)をはじめ、日清紡績矢作水力大同製鋼(現・大同特殊鋼)、東邦電力東邦瓦斯といった電力、電鉄、製鋼、ガス、化学工業など多岐にわたる会社を設立し、中部財界の礎を築いた福澤桃介を祖とする。福澤の工業技術者養成のための研究教育機関の構想を受け継いだ大同製鋼社長下出義雄(後に衆議院議員)が中心となり、1939年1月に旧・大同電力系31社の共同出資により大同工業教育財団(現・学校法人大同学園)が設立され、1939年4月、同財団により大同工業学校が設置された。

校章は大同の大を図案化し、中に工業の「工」が入れられた。材質は大同製鋼(株)のステンレス鋼で作られた高級なもので、生徒には無償で与えられ、卒業時に学校へ返却する習慣であった。

初年度は4月1日から名古屋市南区道徳新町棧橋倉庫(株)の空室を仮校舎として動き出し、9月1日から名古屋市南区道徳新町5丁目48番地の新校舎に移転された。

1945年5月17日には空襲によって学校の諸設備が全て失われ、学校本部は近隣の森川歯科医院2階を借りて事務をとり、6月には元熱田中学校の一部を借りて移転した。終戦を迎え、翌1946年4月の新学期からは東邦商業学校の仮校舎へ移り、1947年4月に名古屋市南区白水町19番の大同製鋼(株)至誠寮に移転してようやく通常授業が再開された。

1948年4月には校名を大同工業高等学校へ改称。全日制、定時制両課程に機械科、電気科、普通科の3科を、定時制にはさらに金属科が設置された。また同時に校旗も作られた。

1959年9月26日に猛威をふるった伊勢湾台風により、学園付近一帯は高潮と堤防の決壊によって巨大な木材が殺到した。学園は南区役所の一室を借りて臨時災害対策本部を設け、生徒・職員の安否を確認することと、救援の手を差し延べると共に学校を守ることが決定された。直ちに教職員を中心とした生徒隊が「大同工高生徒隊」と大書きされた旗を立てた筏で日夜の別無く活動し、校内避難民のための救援物資を運び、医療班は病人や負傷者を病院に運んだり、また屋上に取り残された付近住民の交通機関の役を果たした。悪条件の積み重なった中での大同工高生徒隊の砕身の活躍は付近住民の感謝の的となり、諸新聞にも報道された。中部日本災害対策本部長、桑原愛知県知事からも表彰状が送られ、翌年3月8日には内閣総理大臣からも「抜群の功労」として表彰されるに至った。この善行を顕彰し感謝の気持ちを表すとともに後進の鼓舞激励に資するため、「愛と力の筏」像が東京芸術大学鋳造部の西大田氏によって鋳造され、現在も高校敷地内に設置されている。


建学の精神

「社会で有為な人材の育成」


教育信条

 【汗と愛】自己に課せられた使命を自覚し、勤労精神を育成すると共に、如何なる立場においても、人を尊び人を愛し、融和一致し得る人格の育成をはかる。

 【質実】質実で純潔、併せて清新明朗な気風を養い、国家及び社会の有為な人物となるようにつとめる。

 【中庸】健全な精神と正しい判断力を持ち、左右何れにも偏せず中庸の道を堅持し、良い社会人となるようにつとめる。

 【創意】学力向上、工業技術の錬磨と独創的な研究に向かって日夜精進する。

 【責任】自主的かつ積極的に行動し、責任を重んずる人物となるようにつとめる。

教育目標と、その具現化のための指針

 【最上位目標】すべての生徒に<汗と愛>の経験を

 【必要な資質】自立した行動、他者を尊重、知識技能

 【 土 台 】自己肯定感

行動指針「大同三訓」

 時を守る 場を整える 礼を尽くす

沿革

設置学科

普通科

 出願時にコースを選択、2年次から文理を選択

  • 特進エクセレントコース
  • 大同大学進学コース(2023年度入学生まで)→進学選抜コース(2024年度入学生より)
  • 文理進学コース(2023年度入学生まで)→進学文理コース(2024年度入学生より)
工業科
 2年次より機械科、電子情報デザイン科の5つのコースから選択
機械科
  • 生産システムコース
  • 大同大学進学コース
  • 電子機械コース
電子情報デザイン科
  • 電子情報コース
  • 情報デザインコース

主な部活動

など

交通

歴代の主な理事・監事

著名な出身者

脚注

参考文献

  • 大同学園40年史、1979-11、Issued
  • 写真で見る大同学園50年のあゆみ、1989、Issued

関連項目

外部リンク





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