多様なアプリケーション開発手段
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 17:06 UTC 版)
「カルダノ (ブロックチェーン)」の記事における「多様なアプリケーション開発手段」の解説
カルダノでのDApps・DeFiアプリケーション開発ではIOG(IOHK)より提供される様々な開発環境やサポート利用することができる。 ・「Plutus」(プルータス)はカルダノ上でネイティブなスマートコントラクトを構築する言語である。Haskellをベースとした独自の関数型プログラミング言語であり、学習コストは他の開発手段と比べて高いものの、効率や低コストより品質を最優先する開発者の要望を満たす選択肢である。 ・「Milkomeda C1」はdcSpark社の開発するEVM互換のサイドチェーンである。Solidityで記述されたプログラムを動作させることができるためイーサリアム上のアプリケーションの開発者がそれまでの知識やリソースを活用しながらカルダノ上での開発に参入することを可能にする。 ・「Marlowe」(マーロウ)は開発者の技能に合わせてコーディングエディタからグラフィカルユーザインタフェースベースのエディタまで様々な開発ツールを提供し、コーディングやデバッグをサポートする開発環境である。専用プログラミング言語である「Marlowe」の他、広く普及しているJavaScriptやHaskellを用いた開発や、「Blockly」によるノンプログラミング開発を行うことができる。開発段階のMarloweの一部に実際に触れ、小さなコードをシミュレータ上で実行することのできる「Marlowe Playground」が公開中である。 ・「Glow」(グロウ)はスマートコントラクトだけでなく、それを利用するアプリケーションの開発までを総合的にサポートする開発環境である。Glowを利用することにより開発者はブロックチェーン上にデプロイされるコントラクトとそれにアクセスするクライアントアプリケーションを同時に開発することができ、また両者間の動作が安全であることを検証することができる。 ・「KEVM」はカルダノ上で動作する仮想マシンであり、Solidityで記述されたプログラムを動作させることができる。従来のSolidityプロジェクトをKEVMでの開発へ移行することで「K Framework」による妥当性検証を利用した品質向上を図ることができる。 ・IOG(IOHK)によってPlutusのオンラインセミナーが開催されており、開発手法を基礎から学ぶことができる。
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