声種的な意味で用いる場合とは? わかりやすく解説

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声種的な意味で用いる場合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/06/23 22:54 UTC 版)

胸声」の記事における「声種的な意味で用いる場合」の解説

発声者の体感として、また聞いている人の聴感的にも「胴(トルソ:胸及び肩、背中など)に響く」様に感じられることである。音色的にはがあり倍音が豊富で、太いといわれることが多い。また胸声最大特徴喉頭原音声門閉鎖期があることで、閉鎖の力が強いほど閉鎖期が長くなり、閉鎖期が長ければその分振動周期長くなる音高は下がる)。また閉鎖期が長いほど倍音多くなり音色豊かになる。したがって低い音域のほうが充実した声となる。閉鎖強いために起声時に音圧爆発的に立ち上がりこれが特有のアタック感、歯切れダイナミズム生む一方でレガートした連続的なフレージングには不向きである。これは左右声帯接触大きいため振動持続しにくいことに加え閉鎖を成す甲状被裂筋が速筋繊維主体であることも影響している。(輪状甲状筋喉頭懸垂筋の多く遅筋主体といわれる発声機構としては内甲状被裂筋(声帯内とその周辺の筋群)が働き声帯がたるみ厚く寄り合うことで強い閉鎖成される純粋な典型的な胸声のときは声帯伸展はあまり起こらず喉頭懸垂筋群は胸骨舌骨周辺ばかりが働くややアンバランスなのであるこのため高音域にはあまり適さず、喉が上がり詰まった声となりやすい。これらも胸声音色特徴付けている。 特に低い音域では声帯厚くするために被裂軟骨前方動き声帯短くなるといわれる (shortening)。 女声場合胸声といっても換声点の上の声の一部を指すことがある

※この「声種的な意味で用いる場合」の解説は、「胸声」の解説の一部です。
「声種的な意味で用いる場合」を含む「胸声」の記事については、「胸声」の概要を参照ください。

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