喉頭原音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 07:28 UTC 版)
発声時、声帯振動により生じる音波を喉頭原音(こうとうげんおん、英: glottal sound)という。喉頭原音のみの直接計測は不可能であるが、喉頭原音の波形モデルがさまざま存在する。 声門の広さは声帯の振動により拡縮を繰り返すため、声門を通過する気流の体積は時間変化する。この気流の体積速度を声門体積速度(英: glottal volume velocity)という。この声門体積速度はのこぎり波に類似した変化を示す。喉頭原音が声門体積速度に比例している場合、喉頭原音は時間領域でのこぎり波状、すなわち周波数領域で倍音構造になる。
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