墳丘要素の国際比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 15:13 UTC 版)
「日本の大規模古墳一覧」の記事における「墳丘要素の国際比較」の解説
要素倭国新羅伽耶百済高句麗墳形 前方後円墳、前方後方墳、円墳、方墳、造り出し付き円墳など 円墳、一部に双円墳 円墳 円墳 方墳 墳丘規模 最大525メートル 最大120メートル 10-30メートル 10-30メートル 最大63メートル 周濠 一重、二重、外堤 なし なし なし なし 陪塚 衛星型など なし なし なし なし 外部の装飾 円筒埴輪列、壺形埴輪列、段築、葺石 基本的になし 基本的になし 基本的になし 基本的になし(積石塚の伝統あり) 上表は、5世紀代を中心にした周辺諸国との国際比較である。ヤマト王権においては、墳丘の規模が重大な意味をもっていたことがうかがえるとともに、広瀬和雄が指摘する「見せる王権としての可視性」が随所に確認できる。なお、中国の魏晋南北朝時代の王墓では南北の地域差が顕著であり、黄河流域の北部では方丘墓が主流であるのに対し、長江流域の南部では円丘墓の伝統があってさかんに造営されていたことが知られている。
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