地域の基盤整備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 15:19 UTC 版)
当地内のほぼ全域が一括して都市計画上の原谷特別工業地区に指定されており、一般住宅、事務所、小規模な工場、そして既耕地が混在している。計画的に整備されず宅地開発が行われたために、町並みにまとまりが見られない。 また、当地はもともと農業用地として整備されたため、道路幅員が総じて狭く(幹線幅員4m、支線幅員2~3m)、信号設備に乏しい(地域内1か所のみ)ほか、ほとんど歩道が確保されていない。そのため、一般車両の離合を始め、緊急車両の通行や路線バスの運行ルート設定、さらには児童を始めとする歩行者の通行に支障をきたしている。さらに、将来的な建て替えの際には、2項道路によりセットバック(道路後退)を余儀なくされる恐れがある。 地域外につながる道路は、当地中央の原谷交差点から南東へ峠を越えてきぬかけの路の金閣寺付近へ繋がる「衣笠緯40号線」(氷室道)、鷹峯の鷹峯街道から分岐して当地を縦断しきぬかけの路の仁和寺前へ抜ける「千束御室線」の市道2路線である。「千束御室線」は幹線道路であるにもかかわらず、道路幅員が狭く、車両の離合が困難な箇所があるため、ほぼ往復2車線で路線バスの運行する「衣笠緯40号線」が当地と市内中心部とを結ぶ唯一の大動脈の役割を果たしている。ただ、両路線とも歩道整備が不完全であるほか、高低差のある場所を結んでおり、冬季には道路凍結、積雪対策が必須となる。
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