地名としてのタポバン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 06:52 UTC 版)
インドで最もよく知られたタポバンは、ウッタラーカンド州のガンゴートリー氷河にあるガンジス川の源流のひとつから、より上部の地域である。シブリン峰の麓、標高 4,463m (14,640フィート) ほどにある植生のない不毛地帯は、季節によって何人ものサドゥーたちが洞窟や小屋などに起居しており、トレッキングで訪れる目的地のひとつにもなっている。このトレッキングは、通常はゴムフ(英語版)を出発点とし、2013年の北インド洪水(英語版)によってガンゴートリーからゴムフまでの経路の大部分が破壊される前には、難易度は、中程度から高難度の範囲とされている。タポバン地域は、シブリン峰やバギーラティ山群(英語版)などへの登山隊がベースキャンプを設ける場所でもある。タポバン地域には、牧草地や小川の流れ、お花畑などもあり、牧草地はインドで最も素晴らしい標高の高い牧草地のひとつとされている。タポバンでは、アーミット・ガンガ (Amrit Ganga)、すなわち「ガンジスの果汁」と称される小川が氷河に注ぎ込んでいる。タポバンの近傍には、ナンダンバン (Nandanvan) という場所があり、トレッキングでやってきた者や、巡礼者たちが、そちらにも訪れている。ナンダンバンは、バギーラティ山群の麓にある広々とした牧草地の中に位置している。
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