地勢と気候
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 05:36 UTC 版)
「中央州 (カメルーン)」の記事における「地勢と気候」の解説
中央州の全体はカメルーン高原の上に位置する。標高はサナガ渓谷を除き、海抜500 m から 1000 m に位置する。サナガ渓谷の標高は、200 m ほどである。高地は、南西部の海岸沿いの平野から緩やかにつながっている。地形は森林に覆われた丘陵地と、岩場の多い頂上部によって特徴付けられる。中央州の最高地点は、ヤウンデ北西部に位置するムバム・ミンコム山 (1,295 m)である。 気候は典型的な熱帯気候(ケッペンの分類による A型)で、年間の平均降雨量は 1,000から 2,000 mm ほどになる。気温は年間を通じてほとんど変化がなく、ほぼ全域にわたり摂氏24度である。ムバム・ミンコム周辺の高地では、摂氏23度ほどになる。 丘陵地はかつては森林に富むサバナであり充実した生態系が見られたが、開発の進展により野生動物の生存が危機に瀕している。このためWWFなどの協力により、近年ムフウ保護区を設け、鳥類、サル、ヘビなど野生動物の保護に当たっている。こうしたカメルーンの固有種はヤウンデのムヴォク・ベツイ動物園でも見ることができる。
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